Today’s Collage (本日のパピエ・コレ)003
“Like a Big Family” From Tokyo Shinbun and advertising inserts, Nov 21, 2019, morning edition
“Like a Big Family” From Tokyo Shinbun and advertising inserts, Nov 21, 2019, morning edition
百の太陽を探して 北アメリカ(十二)カボチャの名前/後編 新井卓 (丸木美術館学芸員・岡村幸宣さんの同人誌『小さな雑誌』No.87掲載原稿より転載)、加筆修正箇所あり(2019/11/21) 2014年11月7日、映画『49パンプキンズ』(※)「爆撃」シーンの撮影のためテキサス州サンアントニオから、ジョージタウンへ車を走らせる。バンの助手席では、撮影クルーのエリックがなにやら朝食の算段をしている。薄暮時に全天を覆っていた雨雲は、日が昇るにつれ、地平線の彼方にくっきりとした境界線を引きながら、薄曇りの空へと置き換えられていく。 まだ明け方の冷えが残る町営飛行場で、<デビルドッグ中隊>のメンバーがB25重爆撃機・通称<デビルドッグ>に給油を始めるところだった。1時間弱の飛行で、エンジンオイルとガソリンにおよそ二千ドルがかかる。それでも私たちはこの燃料代を負担するだけ
“The Phoenix Concert”
From Tokyo Shinbun, Nov 20, 2019, morning edition and advertising inserts
橋本雅也の彫刻を見るとき、わたしたちは花を見てはいない。わたしたちの眼は削り出された組織/tissue、鹿の生命がたゆみない異化と同化作用を繰り返して結晶させた織物/tissu、その内部に晒されている。それは鹿たちの、わたしたちの肉体の隅々に隠された形態、手触りと質量のあらわれであり、物質と生命の不確かな境界面(インターフェース)のあらわれにほかならない。 (橋本雅也「間なるもの-霧のあと-」展、ロンドンギャラリー、11月16日訪問。)
台風19号「ハギビス」の夜が明け、がらんどうになった青空のもと直売の卵を求めて二子新地まで歩く。直売所の棚は空で卵も野菜もなかった。ニュースで繰り返し報じられた高津区北見方はわたしが暮らす町で、直売所から少し下ったところ、それからわが家の隣の丁目まで床上浸水があった。水は自然に、
9月21日土曜日、PGIにて映像詩『オシラ鏡』上映回と「IMAGO/イマーゴー」展で展示中のシリーズ「明日の歴史」でポートレイトのモデルになってくれたティーンエイジャー(当時)6人とのトークがあった。映画監督のYさんほか30名弱の来場あり、嬉しくも、やや緊張する。 若者たちは広島からオシラ鏡にも出演してくれた三人と、